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2023.2.10

観光情報

ホノルルで人気の自転車シェアサービス「biki」でハワイ旅行をもっと楽しく!

10年前にハワイに行ったときにはなかったのに、今では至るところでエメラルドグリーンの自転車とステーションを見かける、と気付いた人も多いのではないでしょうか?ここ5〜6年で急速に広がった自転車シェアサービス「biki」を紹介します。地元民から旅行者まで多くの人に愛用されています。乗ってみたいけどサービスの仕組みがわからない、英語が話せないから不安、という人は必見です。
bikiとは、2017年にハワイで始まった、ホノルル市内で利用できる自転車シェアサービスです。ホノルル内に約130カ所のbikiステーション(自転車を停めるスタンド)が設置されていて、東はダイヤモンドヘッドのふもとから、西はダウンタウンエリアまで広範囲に広がっています。地元民はもちろんのこと、旅行者でもクレジットカードがあれば利用可能で、bikiステーションに設置されているタッチパネル式の画面で簡単に借りることができます。ワイキキやアラモアナ周辺のみであれば、レンタカーやザ・バスより便利で手頃な料金で利用できるため、地元民が通勤・通学にも使っています。
この色の自転車と「biki」という文字が目印
▲ この色の自転車と「biki」という文字が目印
旅行者が利用できるプランの料金は以下の通りです。

①シングルライド
$4.50/30分。使用したい時に都度払います。1枚のクレジットカードで、最大4台までの自転車の支払いが可能です。30分に満たない利用の場合でも返金はされません。30分以上利用された場合、$5の延長料金が発生します。その後30分ごとに$5が加算されます。

②エクスプローラー
$30/300分。300分の利用時間を自由に分割して使うことができます。市内観光を1日かけて行う場合などに便利です。1日で使い切る必要はありません。数日に分けてもいいですし、1年以内であれば次回ハワイに来た時にまた使うこともできます。パスの有効期限は1年間です。

③ジャンパー
$12/30分。一回が30分以内の利用であれば24時間何度でも使えます。パスは購入時刻より24時間有効です。一度の移動が30分以内で、いくつか訪問場所があるような場合に便利です。
上記以外にハワイ在住者のみが購入できるプランもありますので、詳細はbikiの公式サイトでご確認ください。
タッチパネルの支払いマシーンで操作も簡単
▲ タッチパネルの支払いマシーンで操作も簡単
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biki公式サイト
https://gobiki.org/
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はじめに、クレジットカードを準備しておきましょう。機械の操作は言語を選択できますので「日本語」を選択し、借りる台数、プランを選択しクレジットカードで支払います。その際に、電話番号(必須)と郵便番号(任意)を入力するように言われますが、これは緊急時のためですので電話番号は日本の携帯番号を入れるのが良いでしょう。郵便番号は特に入れなくてもOKです。料金条件の同意後、プランや台数などの確認画面が出ますので全て確認をして「確定」をタッチすると支払いは完了です。支払いが無事に完了すると「ありがとうございました!」の画面に乗車コードが表示されます。このコードは、自転車をドックから取り出す際に必要ですので印刷するかしっかり覚えておきましょう。コードの有効時間は5分しかないので要注意。借りたい自転車のドックでコードを入力して自転車を取り出します。自転車は見た目よりも重く引き出すのが大変ですが、諦めずに引っ張ってください。取り出した時点から利用時間スタートです。
借りたbikiステーションと同じ場所に返す必要はなく、どのステーションに返してもOK!空いているドックを見つけたら自転車の頭から押し入れて、自転車のハンドルバーの下左側にあるキーパッドのランプの色が緑になったことを必ず確認してください。緑になっていないと返却できておらず時間も延長されてしまいます。
ドックが空いているステーションであればどこに返却してもOK
▲ ドックが空いているステーションであればどこに返却してもOK
bikiステーションはダイヤモンドヘッドのふもとからダウンタウンエリアまで、ワイキキ、アラモアナを中心とした市内全域にあります。ステーションの場所と、それぞれのステーションの利用状況(未使用の自転車・空いているドックがあるかどうか)は公式のサイトでチェックできます。

マップのそれぞれのステーションをクリックすると、利用可能な自転車の数と返却可能なドックの数が表示されますので、借りる前や返しに行く前にチェックするとスムーズです。
自転車が1台もないということがないように調整されています
▲ 自転車が1台もないということがないように調整されています
おしゃれな人が通うカフェやレストランが多く集まるカカアコ。カラフルなウォールアート(壁画)と複合施設の『ソルト (SALT at Our Kaka'ako)』ができてから、さらにおしゃれタウンとして話題になり、旅行者にも人気のエリアです。カカアコにもbikiステーションがたくさんあるので自転車で回るのに最適!カカアコエリアのステーションに自転車を一旦返却し、カカアコ内は歩いて周り、お店やカフェなどで食べ歩きするのも良いですし、自転車に乗りながらウォールアートを見てまわるのも良いですね。
カカアコのウォールアートエリア周辺にもいくつかステーションがあります
▲ カカアコのウォールアートエリア周辺にもいくつかステーションがあります
ワイキキのカラカウア通りのステーションで自転車を借り、カピオラニ公園を通り過ぎてダイヤモンドヘッドまで進むコースは、ビーチを右手に見ながらハワイの爽やかな風を受けてのんびりサイクリングできます。カピオラニ公園横のバイクレーンは混雑もそれほどなく、落ち着いてハワイらしい景色を見られますよ。ダイヤモンドヘッドのふもとにステーションがあるのでそこで返却してダイヤモンドヘッドの登山に行ったり、そのまま往復してワイキキまでサイクリングしてみても良いですね。
こんな景色を見ながらサイクリングできるなんて最高
▲ こんな景色を見ながらサイクリングできるなんて最高
実際にbikiに乗るときに気をつけなければならない主な注意点は以下の通りです。

1)バイクレーン(自転車専用レーン)を使う
バイクレーンがある道路は必ずバイクレーンを使わなければいけません。バイクレーンは車道に並走しており、自転車のイラストが描かれています。バイクレーンがない場合は、歩道ではなく車道を使います。このbikiがスタートしてからバイクレーンの整備が進み、ほとんどのメイン道路にはバイクレーンがありますが、ない道路もまだまだあります。その場合は車に注意しながら車の右側を通行しましょう。
特にワイキキとダウンタウンでは歩道は自転車走行禁止となっており、警察からの注意も厳しく、罰金が発生する場合もあります。歩道を使う場合は、自転車から降りて押して歩くようにしましょう。

2)自転車の仕組みの違い
日本とアメリカでは、ブレーキ設定が違います。アメリカの自転車は、「左ブレーキが前輪ブレーキ」「右ブレーキが後輪ブレーキ」になります。

3)盗難、紛失に注意
お店に入る時など、自転車に乗らない時はステーションに一旦返却するのが理想ですが、1〜2分離れなければならないときや周辺にステーションが見つからない場合は、必ず駐輪場に鍵で固定して離れましょう(鍵は自分で準備する必要があります)。乗っていた自転車を紛失してしまうと$1,200の罰金が発生しますので注意してください。

自転車の交通ルールは日本と違う点も多くありますので、事前にハワイの交通ルールをきちんと理解しておくことが大切です。
バイクレーンがある道路を走りましょう
▲ バイクレーンがある道路を走りましょう
・子供でも利用可能ですか?
bikiの利用は18歳以上か、18歳以上の保護者が同伴があれば16歳以上から利用可能です。親子で二人乗りなどはできません。

・終日利用できますか?
24時間利用可能ですが、夜間の自転車走行は見えづらく危険ですので避けた方が良いでしょう。

・ロックはついていますか?
bikiに鍵はついていません。レンタサイクルシステムですのでステーションで借りて使い終わったら返すというのが基本です。途中でどこかに停めてそのまま観光するようなことがないようにしましょう。

・荷物を収納できるスペースはありますか?
ハンドル前部分に荷物をゴムで固定する簡易的なカゴがあります。ジャケットなど柔らかいものであればある程度固定できますが、貴重品は必ずバックパックなどに入れて身に付けて運転しましょう。

・自転車に大きさの種類はありますか?
自転車の大きさは1種類のみです。サドルが調節できますので、自分の乗りやすい位置に調節してから乗ってください。

・電動自転車ですか?
電動自転車ではありません。3段ギアがついたノーマルの自転車です。ベルもついています。
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それ以外のご質問はbikiへお問い合わせください。
bikiカスタマーサービス(1-888-340-2454)
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bikiを利用する上で最も大切なことは、安全第一。ハワイの交通ルールに従い自転車を運転することです。車と道路をシェアするときはドライバーへの配慮も忘れず、歩道しかない場所を移動する場合は必ず自転車から降りるなど、bikiのサービスを展開しているハワイの人々へのアロハの心を忘れずにサイクリングを楽しみましょう。bikiで旅することで、トロリーやタクシーでは発見することができない景色や感動を味わうことができるかもしれません。

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