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2023.3.22

観光情報

1年中ベストシーズンって本当?
ハワイの気候・季節別の服装と滞在中の必須アイテム

ハワイは日本の夏よりも湿度が低くカラッとしており、一年を通して温暖で過ごしやすい気候です。常夏といわれるハワイにも季節があり、シーズンによって気候や海の状態も異なります。花が美しい時期やイベントで盛り上がる時期など、シーズンごとに違った楽しみ方ができるのもハワイの魅力です。そこで本記事では、ハワイがはじめての方はもちろん、リピーターの方でも安心して楽しめるよう、ハワイの季節や気候の特徴、それに適した服装についてご紹介します。
ハワイは一年を通して雨が少なく、気温も24〜30℃ほどの温暖な気候です。日本の夏と比べると湿度が低く、カラッとした気候で過ごしやすいため、年中ベストシーズンといえます。また、年間の気温差はもちろん、日中と朝晩の気温差も少ないので、夜でもあまり冷え込むことがなく昼夜問わず過ごしやすいのも特徴です。

常夏といわれるハワイですが、実はハワイには2つの季節が存在します。一年の中でも気温が高く、晴れる日が多い「乾季」と、比較的雨が多くなる「雨季」に分かれます。夏にあたる5月〜10月が乾季で、冬にあたる11月〜4月が雨季になります。ハワイには「コオラウ」と「ワイアナエ」という2つの大きな山脈がありますが、貿易風が山に当たることで湿った風が作られ、それが雨雲になります。その雨雲の影響もあり、雨季の11月〜4月は降雨量が増えるといわれています。
ヌウアヌ・パリ展望台からの眺め
▲ ヌウアヌ・パリ展望台からの眺め
【乾季の特徴】
降雨量が少ない乾季は、年間の中でも気温が高く天気が安定しているので、ビーチで過ごしたりマリンスポーツを楽しんだりするのに最適です。乾季の平均最高気温は31℃、最低気温は23℃。日本の夏のような猛暑ではなく、湿度が低くて風もあるので日中でも過ごしやすいのが特徴です。

【海水温度】
ハワイの海水温度は年間を通して変化が少なく、沿岸の平均海水温度は23.3℃。乾季の高い時では26.7℃まで水温が上がることもあります。海水温度が高めなので、シュノーケリングやダイビングなどマリンスポーツを快適に楽しめます。

【波の状態】
ハワイの乾季はどこの海も比較的波が穏やかなのが特徴です。サーフィン初心者にもおすすめのシーズンです。

【服装】
ハワイは一年を通してTシャツや短パン、ワンピースなどの夏服で過ごせます。気温が高くなる乾季は最低気温も20℃以上あるので、朝晩冷え込むことはほとんどありません。とはいえ、乾季は特に日差しが強いので、肌の露出が多い服装の際は、紫外線対策のためにもUVカットができる薄い羽織りがあるとよいでしょう。また、デパートやスーパー、レストランなどの室内は冷房が効いて寒いので、寒さ対策のためにも持ち運びやすい羽織りがあると便利です。
ダイヤモンド・ヘッドとクイーンズ・サーフ・ビーチ
▲ ダイヤモンド・ヘッドとクイーンズ・サーフ・ビーチ
【雨季の特徴】
雨季は乾季と比べると雨が多く、朝晩は気温が低くなるなど、一日の中で気温差があるのが特徴。平均の最高気温は27℃、最低気温は20℃です。雨季といっても一日中雨が降り続くことはなく、「シャワー」といわれるにわか雨が降る程度です。雨が降ったあとは高確率で虹が発生するので、きれいな虹が見られるのも雨季の特徴です。

【海水温度】
前述の通り、ハワイ沿岸の平均海水温度は平均23.3℃ですが、乾季と比べ、雨季は雨や曇りで日差しが少ない日が多くなるため、そういった日は海に入ると肌寒く感じるかもしれません。また、夕方以降は気温とともに水温も低くなるので、遊泳やマリンスポーツを楽しむ場合は晴天の日や暖かい日中がおすすめです。

【波の状態】
雨季は潮の流れが強いため、どこのビーチも乾季と比べて波が高くなる傾向です。場所によって波が高い日は遊泳禁止のサインが出ることがあります。同じビーチ内でも遊泳禁止になっているポイントもあるので、遊泳やサーフィンをする場合は、遊泳禁止サインが出ていないかどうかチェックしてから楽しむようにしましょう。また、オアフ島北部のノースショアでは、雨季になるとビッグウェイブが押し寄せます。11月〜12月にかけて、世界のトップサーファーたちが技を競い合う「トリプル・クラウン・オブ・サーフィン」が開催され、世界中から多くのサーファーが訪れます。サーファー初心者には波が高く危険ですが、サーフィンの様子や大会を見学するのも楽しみ方のひとつです。

【服装】
雨季のハワイは乾季と同様、Tシャツや短パン、ワンピースなど夏の服装で過ごせますが、雨季は朝晩の気温が低いため、その時間帯に外出する場合は長袖や羽織りなど体温調節できるものが必要です。天気がよい日中は夏服でも快適に過ごせますが、ハワイは季節に関わらず、デパートやレストランなどの室内は常に冷房が効いているため、寒さ対策のためにも携帯用の羽織りがあると便利です。また、海で遊泳やマリンスポーツをする際は体が冷えるので、着替えはもちろん、保温性がある長袖や羽織りなどを用意しましょう。
ワイメア・ビーチのビッグウェイブ
▲ ワイメア・ビーチのビッグウェイブ
一年中ベストシーズンといわれるハワイですが、旅の目的によってベストシーズンは異なります。乾季にあたる5月〜10月は天候が安定していて海の水温も高いため、マリンスポーツやトレッキングなど野外でアクティブに楽しみたい方や、短い期間で旅行計画を立てる方、ハワイ旅行が初めての方にもおすすめのベストシーズンです。また、乾季から雨季に入る10月〜12月はイベントシーズンになり、10月はハロウィン、11月は感謝祭やビッグセール、12月はホノルルマラソンやクリスマスなど、ハワイでイベント行事やショッピングを楽しみたいという方にはこのシーズンがおすすめです。

ハワイが一年中ベストシーズンといわれる理由はほかにもあります。雨季にあたる1月〜3月は、初詣や初日の出が見られるほか、ホエール・ウォッチングができるのもこの時期ならではです。雨季から乾季に入る4月〜6月は「花のシーズン」とも呼ばれ、ハイビスカスやプルメリア、シャワーツリー、ブーゲンビリアなど、さまざまな花が咲き誇り、街に花の香りが漂います。

このように、どの時期に訪れても季節ごとの楽しみ方ができるのが、一年中ベストシーズンといわれるハワイの魅力です。
ワイキキに咲くハイビスカス
▲ ワイキキに咲くハイビスカス
【必要アイテム】
・羽織れる上着(携帯しやすいもの)
・日焼け止め
・サングラス
・帽子
・ラッシュガード(海で遊ぶ場合)
・折り畳み傘(雨季の場合)

強い日差しが降り注ぐハワイでは、季節を問わず日焼け止めクリームが必須です。特に5月以降はさらに日差しが強くなるので、マリンスポーツやビーチで過ごすときはもちろん、外出の際は日焼け止めクリームを塗ることが大切です。また、ハワイ州では2021年1月1日から、サンゴ礁に有害とされる成分が含まれた日焼け止めの販売が法律で禁止されたため、海で使用する際は、サンゴ礁に優しい日焼け止めを使用しましょう。

そのほかにも、紫外線対策としてサングラスも必要です。強烈な紫外線によって目の角膜に炎症が起きると、目が充血したり痛みが出たりすることもあるため、特にビーチやトレッキングなど屋外で過ごすときはサングラスを使用しましょう。また、熱中症対策として帽子があると安心です。トレッキングなど長時間炎天下で活動する場合は、熱中症による急な体調不良を避けるためにも帽子をかぶり、紫外線と熱中症の両方の対策する必要があります。
日焼け止めとサングラスは必須
▲ 日焼け止めとサングラスは必須
ハワイ旅行に行くなら、現地でアロハシャツやムームーを着てハワイを楽しむのもおすすめです。ハワイではアロハシャツが正装とされており、ビジネスや結婚式の場でも着用します。また、アロハシャツはファッション性が高く、ワイキキの街中でアロハシャツを着ている観光客も多く見かけます。女性の正装はムームーと呼ばれるワンピースで、主に結婚式などの特別な場や、高級レストランで食事をする際にも着用します。ハワイらしい花柄のアロハシャツやムームーは、着ているだけでも気分が高まるアイテムです。正装してレストランやクルーズで食事を満喫したり、カジュアルに着こなして街中を観光したりするのもハワイの楽しみ方のひとつです。
ハワイの正装「アロハシャツ」と「ムームー」
▲ ハワイの正装「アロハシャツ」と「ムームー」

ハワイの気候や服装についてご紹介しました。ハワイは乾季と雨季の2つの季節があり、シーズンごとにさまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。目的によってベストシーズンが異なるので、旅のスタイルにあわせて旅行時期を決めるのもよさそうです。本記事を参考にハワイ旅行を存分に楽しんでください!

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