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2023.4.05

観光情報

ハワイのチップ相場と渡し方!
知らないと恥ずかしい基本マナーをシーン別にご紹介

日本人にとっては馴染みのないのチップですが、海外の旅行先でレストランを使用したりタクシーに乗ったりする際「チップは必要なのか?」「どのくらい払えばよいのか?」など、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。チップの相場や会計の仕方がわからず、不安に感じてしまう方もいるかもしれません。そこで本記事では、ハワイのチップの基本マナーからシーン別チップの相場や渡し方まで、わかりやすく解説します。ぜひ役立ててくださいね。
チップとは、ホテルやレストラン、タクシー利用などでサービスを受けた際、心づけとして相手に渡すお金のことをいいます。ハワイを含むアメリカでは、サービス業で働く人たちの賃金はチップが貰えることを前提に低く設定されているため、チップは従業員にとって給料の一部として考えられています。納税する際に収入源として申告する場合があり、サービス業従事者にとって必要不可欠な存在。チップの習慣がない日本人からすると戸惑うことがあるかもしれませんが、チップ文化やその背景をよく理解し、ハワイ渡航中は「サービスを受けたらその都度チップを渡す」、これを常識として旅行しましょう。
ワイキキのカラカウア通り
▲ ワイキキのカラカウア通り
1. 紙幣で渡す

スマートな受け渡しのためにもチップは紙幣で渡すのがマナーです。コインは渡すときの見た目がスマートではなく、相手にも失礼だとされているため避けるのがベター。旅行の際はチップ用として、1ドル紙幣を多めに用意しておきましょう。


2. ポケットに用意しておく

直接チップを手渡す場合、相手の目の前で財布からお金を出すよりも、さりげなくサッと渡す方がスマートです。すぐに取り出せるよう、ポケットにあらかじめ1ドル紙幣を数枚用意しておきましょう。洋服にポケットがない場合でも、財布とは別にカバンやポーチのポケットなどに用意しておくと便利です。チップ文化が根付いているハワイでは、まるで握手をするかのように自然にチップを渡している現地の方をよく見かけます。相手を待たせる時間を作らないのがマナーです。
ハワイでは両替の際に1ドル紙幣を多めに用意しておこう
▲ ハワイでは両替の際に1ドル紙幣を多めに用意しておこう
・タクシー:乗車料金の18%+荷物1個につき1ドル
・Uber:荷物1個につき1ドル(チップ支払いはアプリ)
・シャトルバス:荷物1個につき1ドル

1. タクシー

タクシーは乗車料金に対するチップと、荷物の出し入れ分のチップが必要です。目安は「タクシー料金の18%+荷物1個につき1ドル」。金額が端数になった場合は、1ドル単位に繰り上げて支払うのがスマートです。渡すタイミングは目的地到着後、トランクから降ろした荷物を受け取った後に渡しましょう。

2. Uber

配車アプリのUber(ウーバー)を利用する場合は、チップを現金で渡す必要はありません。乗車後にアプリからチップ支払いができるため、スーツケースのような重い荷物を積んでもらったら、アプリで支払いましょう。

3. シャトルバス

シャトルバスは乗車前に支払いが完了しているので、乗車料金に対するチップは必要ありません。ただし、ドライバーによる荷物の出し入れがある場合はチップが必要です。目安はタクシー同様「荷物1個につき1ドル」。
 
ワイキキトロリーはチップ不要
▲ ワイキキトロリーはチップ不要
・ポーター:荷物1個につき1ドル
・ベッドメイキング:1泊につき1人1〜2ドル
・ルームサービス:注文金額の18〜20%(サービス料込みの場合、チップは不要)
・バレーパーキング:1回の受け取りにつき2〜3ドル

1. ポーター
ホテルによりますが、フロントでチェックインを済ませるとポーターが客室まで荷物を運んでくれることがあります。「荷物1個につき1ドル」のチップを、部屋に到着したタイミングで渡しましょう。

2. ベッドメイキング
ホテルに宿泊すると、ベッドメイキングが行われます。滞在中はこのベッドメイキングに対し毎日チップを置くのがマナーです。チップの目安は「1泊1〜2ドル(高級ホテルの場合は2〜5ドル)」。宿泊した翌日、部屋から出る前にベッド横にあるサイドボードの上、または枕付近に置きます。

3. ルームサービス
ホテルの多くは、メニューにサービス料が加算される旨が記載されており、チェックアウト時にまとめて請求されるのが一般的です。そのため通常は必要ありません。ただし、サービス料が含まれていない場合はチップが必要になります。ルームサービスを届けてもらったタイミングで渡しましょう。相場は「注文した金額の18〜20%」。サービス料が含まれているかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

4. バレーパーキング
バレーパーキングとは、車の鍵をスタッフに預け、スタッフが駐車場に車の出し入れを行うサービスのことです。ホテルやレストランなどで利用する機会があるかもしれません。チップの相場は「1回の受け取りにつき2〜3ドル」。預けるときではなく車の受け取り後、乗車前にチップを手渡しましょう。
ハワイを代表するホテル「モアナサーフライダー ウェスティンリゾート&スパ」
▲ ハワイを代表するホテル「モアナサーフライダー ウェスティンリゾート&スパ」
・一般的なレストラン:注文金額の18〜20%
・高級レストラン:注文金額の20〜25%

テーブルまで食事を運んでくれるレストランでは場合はチップが必要です。食事を終えるとテーブル係が勘定書を席まで持ってきてくれるので、通常はテーブルで食事代とまとめてチップを支払います。相場は「一般的なレストランで18〜20%」。ひとり100ドル以上するような「高級レストランは20〜25%」が目安とされています。チップの金額は受けたサービスを基準にします。一般的なレストランの場合で例えると、窓側の席に案内してもらったり、特別なサービスをしてもらった場合は多めの20%に、一般的なサービスであれば18%に、というように使い分けるとよいでしょう。

レストランによって勘定書の形式が異なりますが、チップとトータル料金の箇所が空欄になっているのでそこに記入し、自分のサインをしたら現金またはクレジットカードを用意し、テーブル係に渡しましょう。レストランの中には、あらかじめ勘定書に目安金額が記載されていることもあります。そういった場合はその中からひとつ選択し、テーブル係に伝えればOKです。トータル金額が端数になった場合は、1ドル単位で繰り上げるとスマートです。

また、レストランによっては勘定書にあらかじめサービス料としてチップ代が含まれていることも。勘定書を受け取ったら「Tip」または「Gratuity(チップの意味)」と記載された欄に金額が記載されているかどうかを確認し、二重払いしないよう気をつけましょう。
Azure レストランアズーア
▲席のロケーションがよければチップは少し多めに払うのがスマート
チップはすべてのサービスにおいて必要というわけではありません。カウンターで注文や受け取りを行うファストフード店や、プレートランチなどのテイクアウトなどではチップが不要です。カフェやフードコートなどでクレジットカード支払いの際にチップ額を選択する欄が表示されることもありますが、「No Tip(チップなし)」を選択しても問題ありません。以下、チップが不要のケースです。

・ファストフード店
・フードコート
・テイクアウト
・スーパーマーケットや小売店
・バスやトロリー
・ツアーデスクのスタッフ
・レンタカーのスタッフ
・Airbnbを利用した滞在
・パックツアー利用時の各種サービス(荷物など)
ハワイの定番ガーリックシュリンプのプレートランチ
▲ ハワイの定番ガーリックシュリンプのプレートランチ
いざチップが必要となったとき、計算の方法がわからず慌てることがあるかもしれません。そこでこの項目では、チップ金額を求める計算方法と、チップを含めた合計金額の計算方法についてご紹介します。

・チップの金額を出す方法

利用金額×チップの割合(%)=チップ金額
例:50ドル×0.18=9ドル

例えば、食事代50ドルに対しチップの割合を18 %にする場合、チップ金額は9ドルです。もしチップの割合を20 %にしたい場合は、利用料金に0.2をかけましょう。


・チップを含めた合計金額を出す方法

利用金額×(1+チップの割合 (%))=合計金額
例:50ドル×1.18=59ドル

例えば、食事代50ドルでチップの割合を18 %にする場合、チップ代を含めた合計金額は59ドルです。

計算が面倒だと感じる方は、チップ計算アプリを利用する手もあります。
チップの計算はスマートフォンの電卓機能が便利
▲ チップの計算はスマートフォンの電卓機能が便利

ハワイのチップマナーや相場、渡し方について解説しました。日本人にとって馴染みのない文化ですが、だいたいの相場や渡し方を把握しておくことで、考えるストレスなくハワイ旅行を楽しめます。チップはサービスをしてくれたことへの感謝の気持ち。あまり難しく考えすぎず、笑顔で「Thank you」と感謝の気持ちを相手に伝えることも大切です。面倒に感じることもあるかもしれませんが、ハワイを旅行するうえでチップは必須なので、ぜひマナーを守って旅行を楽しんでくださいね。


【追記】
※チップの相場が上がり、18~20パーセントが一般的となりました。(2023年4月19日現在)

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